iPhone用のATOKに注目!

PC用の日本語入力フロントエンドとしては老舗であるジャストシステムが、iPhone向けに日本語入力機能を備えたiPhone(とiPod Touch用)のメモソフトとして「ATOK Pad for iPhone」の発売を開始した。

…という話は以前から入手していたので楽しみにしてきた。
ATOKのパフォーマンスとしては、おそらく及第点だろうと思う。

でも、iPhoneだからこその「難点」が存在する。

PCの利便性をiPhoneに求める上で、一番の問題だったのは、マルチタスクだ。

この点については擬似マルチタスク機能をOSに搭載したことで、「以前よりは何十倍も使いやすくなった」。

そして日本語入力のフロントエンドの登場である。

んで、やっぱり思ったとおりに、ひとつのアプリとして「メモ帳ソフト」として発売になった。
ハッキリ言って、面倒臭い。だけどiPhoneだからね。
今までのApple社の製品は全てその面倒臭い事をガマンしながら使うところに快感を得ていたのだから、当然と言えば当然だと思う。(笑)

要するに、専用のメモソフトに日本語を入力する時に、「ATOK」を使ったかな漢字変換を利用できるわけだ。そりゃ日本語変換としては期待するし、今までよりは格段に日本語の変換の環境が整備されることになると思う。

使い方として入力した文章を保存したり、メールやTwitter、Evernoteなどに転送することになる。

特に魅力的なのはPC環境の辞書を流用できる点だ。
PC用の(Windows)ATOKで蓄積したユーザー辞書をATOK Padに取り込むことが出来るのは、単語登録などを多くして活用しているユーザーならば、iPhoneからのブログ投稿やmixiなどの書き込みの際に、非常に便利だと思う。
このあたりの機能はATOKが歴史あるツールだということを証明していると思う。

価格も安いし試してみる価値はありそうだ。

ATOK Padの標準価格は1200円(9/22~9/26までは900円)となっている。

ちなみに、というかiPhoneより期待しているのが、Android向けの日本語入力フロントエンドだ。Androidの場合は(当然だが)パソコンライクに利用できるので、ATOKを利用するソフトウェアには基本的に制限はないはずだ。

つまり、Twitter投稿の際には、Twitterへ投稿するソフトでATOKによる日本語入力が出来る。イメージとしてはOSが用意している標準の日本語入力の環境がATOKに置き換わると考えればよいだろう。

う~ん、ますますAndroidが欲しくなってきた。