Microsoft Safty Scanner を使ってみる

Microsoft Safty Scannerをご存知だろうか?

Microsoft純正のアンチウィルスソフトで、非常時にはかなり役に立つ。

今回、知人がウィルスに感染したかも…と騒いでいるので、お手伝いすることになった。

その記念に 記録としてメモしておく。ウィルスに感染したかもしれないと、心配な人は簡便に精度の高いチェックが出来るのでお試しくだされ。

 

 

http://www.microsoft.com/security/scanner/ja-jp/

まず、最上段のダウンロードボタンからプログラムファイルをダウンロードする。

別のPCで利用する場合はOSが32bitと64bitにより別ファイルが用意されているので、ダウンロードボタンの下のリンク、「お使いのバージョンを選択してください。」をクリックして該当するファイルをダウンロードする。

ダウンロード先は、デスクトップがお勧め。

このファイルはexeファイル(直接実行するファイル)になっていて、ダウンロード後に直接開いて実行する。実行方法はファイルをダブルクリック、または右クリックから「開く」を選ぶ。

まずはオキマリのこのウィンドウが開く。

 セキュリティの警告表示

次に

仕様許諾契約の確認1

こちらはいわゆる利用者の責任でこれを利用するので使わせてくださいってお願いをする画面。同意のチェックを入れると

仕様許諾契約の確認2

という具合に次へ進めるようになる。

 

次へ進むと、この画面でスキャンの最終確認、プライバシー保護などの説明がある。

スキャン実行の確認

 

次にスキャンのレベルというかスキャンの範囲を選択する。とりあえず簡易な一番上を選ぶが吉。

スキャン範囲の選択

実行中は、ブラウザなどが開いていても動くが、しっかりとスキャンさせるなら、必ず実行前に再起動し、起動して10分ほどは何もせずに放置してから、実行してほしい。

さらに、起動時にスタートアップなどでプログラムを実行する設定にしている場合は、これも(出来れば)起動しない設定にしてから、再起動してスキャンしてほしい。面倒でもそうするべきだ。
特にウィルス感染が疑われる場合にはなおさらである。

このような手間を面倒だと思う人は、ウィルスに感染する確率が高いので、特に注意してほしい。

 

で、いよいよスキャンの開始となる。

スキャン中の表示

ちなみに実行中に表示されている緑色のグラフは全体の処理の状況を表しているのではないので、「あと少しだ!」なんて思うとガックリくる(笑)

実行時間はそれなりに必要になるので、夜間、寝る前などに実行しておく事をお勧めする。フルスキャンを選択した場合は、普通に数時間が必要になる場合も多い。

実行に当たっては、明らかにマルウェアやウィルスであると判断した場合は、即、削除しているようだが、ウィルスの種類によってはすでにこのソフトへの対策を講じたものが存在するので、万能ではない事は理解しておいてほしい。

さて、私の環境ではメデタク何も見つからなかったんので、この画面である。

スキャン結果表示画面

取り急ぎ、ウィルス感染の疑いが強い場合や、急にブラウザの動きがおかしくなったなどの場合には、非常に役に立つと思う。Microsoft純正であるので、安心感も強い。

ただし、本格的に日常のセキュリティーを強化し、ウィルス感染などを防ぐには常駐して監視するタイプのソフトウェアを導入するべきなので、その点は勘違いしないでほしい。

このタイプのアンチウィルスと呼ばれるウィルス対策ソフトの中で、カゼヒキのお勧めはAVGのFreeバージョンである。無料でありながら性能はトップクラスで、なによりCPUの使用率が低いことが嬉しい。ウィルスデータベースのアップデートはほぼ毎日あり、非力なPCでもデータのアップデートの数分だけ動作が重くなるだけで、通常はまったく意識しなくて良い優良なソフトだと思う。AVGについてはいつか別記事でまとめたいと思っている。

また、無料は安心できない、ブラウザもInternet Explorerが大好きという方には、やはりMicrosoftの純正の Security Essentialsが良いのではないだろうか。

 

最後に…

ウィルスの感染の原因は、そのほとんどが利用者のミスだと思っている。「知らない人からのメールに記載されているリンク」を簡単にクリックしてしまう、「添付されている画像ファイルと思われるファイル」を開いてしまう、「100万円を送金したので受け取ってください。」なんてリンクをクリックしてしまう、そんな行動がパソコンを使えなくしてしまうのだ。ウィルスに感染した場合は、データが全て利用できなくなり、パソコン全体を初期化しなくてはならない事を肝に銘じてほしい。パソコンは道具であって、メンテナンスはすべて使用者の責任なのだ。有名アンチウィルスソフトをインストールしているからといって、ウィルスに感染しないなどと勘違いしないでほしい。