温故知新でもないが…

ちょっとお洒落なVAIOノート

数年前に知人のノートパソコンを預かった。

起動時から不調なのでせめて保存しているメールや画像だけでもレスキューしてほしいという事で預かった物だ。

そのノートパソコンは古いVAIOノートでちょっとお洒落なタイプである。

で、メンテナンスが難航してしまって、今でもまだ手元にある。(笑)

元々、パソコンのビルドも趣味だったから、ある程度は知識があるのだけれど、このVAIOノートは難敵だった。

とにかくHDDに余裕が無さ過ぎるので、起動自体が20%程度しか成功しない。

それでも成功することがあるってのは、Windows はすごいと思うけど…

見えないエラーメッセージ

その難敵の中でも一番の問題が、起動した後にどこかでエラーが出ていて、そのエラーメッセージの内容が見えない状態になることだった。

つまり、起動しても画面の外にエラーメッセージのウィンドウが表示されて、OKをクリックしないと先に進まない状態になり、Enterキーは受け付けてくれないので、そのまま何も出来なくなってしまうのだった。

Ctrlキーを押しながら起動してみたり、色々と考えたが、20%程度の起動成功率にも足を引っ張られて、とにかく難航を極めてしまった。

セーフモードで起動しても同様のエラーが出ているらしく、いつもそこで挫折していた。

ところが、先日、秋葉で液晶モニターを物色していたときに閃いたことがあって、試してみた。

発想の転換

ま~発想の転換なのだけど、外部モニターに繋いで、その邪魔なエラーメッセージが見えないかを試そうと思ったのだ。

これが功を奏した。

とはいえ、適当なモニターが無く、横長の液晶モニターを知人に借りたりして、手間と時間は必要だったが。

数回の再起動で、外部モニターに出力したデスクトップが見え、目出度くエラーメッセージは確認できた。
つまり、やったことは、どこかで画面の出力を初期化したかったので、新たな外部モニターを付けてみただけなのだけどね。

困ったときのネット検索

ところがさらに問題は増えた。

もう呪われているとしか思えなかった。

こんなエラーメッセージが出ていて、まったく見当がつかなかったからだ。

「WZCSLDR2.exe – エントリポイントが見つかりません。プロシージャ エントリ ポイント apsInitialize がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dll から見つかりませんでした。」

※気がつかなかったが、この時点でもうひとつエラーメッセージが表示されていたらしい。

本当に申し訳ないが、まったくさっぱり原因の予測が出来なかった。
ハードウェアのプロパティなどのチェックもしてみたが、なんとも判らない状態が続いて、だんだん時間が割けなくなってしまって、またしても頓挫していた。

ひたすら感謝

そのまま放置が長く続いていたのだけど、個人的な事情から日常の生活が変わり、メンテナンスに避ける時間も減りそうなので、その前に、もう一度チャレンジしておこうと決めた。

それは困ったときのインターネット頼みで、VAIOノートのトラブルを調べてみたが、なかなかヒットしない。

しかし、基本に立ち返ってエラーメッセージ自体を検索してみると、満塁ホームランがヒットした。(日本語がおかしくて申し訳ない)

WindowsXP SP3 導入の余波。 – WLANmon.exe と WZCSLDR2.exe のエントリポイントが見つかりません
こちらのサイトに原因も含めて非常に詳しく記載されていた。

対策としてセットアップのテストで私が使用した無線LANカードのドライバーを削除することで、エラーメッセージ自体が出なくなった。

本当に感謝感謝だ。
プロのサイトなので、信用できるし実作業をしている人の書き方だから、親しみも湧く。
自分ももっと役に立つ記事を書かなければいけないなぁと反省もした。

coregaですか…

以前、別のハードウェアでもこれに近い原因で、購入後に利用できなくなったハードウェアがあった。

昔はソフトウェアの面で問題があったので、敬遠していたメーカーだが最近は安定している。

しかし、2年以上前の話なので、やはりな…という感じだ。

ただし、今回の問題に限ってはMSもちょっとな~と思ってしまった。

肝心のVAIOノートは以前に比べればかなりスッキリと起動するようになった。

エラーメッセージの出るタイミングも、不調の原因のひとつだったのだろう。

ノートパソコンの整備はまた時間を割いて行いたいと思う。