WordPressの日本語入力不可状態について

WordPressを使い始めて、PluginのFCKeditorを導入し、なかなか便利に使わせてもらっているが、時々、日本語が入力できない症状に遭遇する。

この症状を確認しているのは、WordPress ME 2.2.3 と WordPress ME 2.0.11だ。

状況は、文字入力を行っていて、文章の修正などで、一部の文字を消したり、コピペで修正を行っていたりすると、入力できる文字が半角の欧文に固定されてしまうというもの。

その際、言語バーも表示は「_A」となり、キーボードのアイコンと、IMEの種類(ナチュラルインプットなど)のマークが消えている。

従って、日本語入力のプロパティを確認していけば対策は探せそうであるが、もともとWindowsの文字入力には不安定な部分が有り、一般的なパソコンの使用についてはまったく問題は起きないが、海外のソフトウェアを日本語化して利用する場合や、ちょっとDTP系のソフトウェアを使うなどしている場合に、日本語独自の問題が起きるようである。

Windows の場合、文字入力環境はAtoKが有名だが、変換効率の魅力とは裏腹に、ジャストシステム共通の特徴として、いわゆる「お行儀が悪い」ソフトウェアなのだ。そのため、WXGが姿を消して以来、標準の文字入力に自分専用の辞書データという組み合わせで、なんとか凌いでいる。

WordPress等のソフトウェアも、本来は1byte系の文字を扱う環境である。1byte系の文字というのは、単純に半角のアルファベットをイメージしてもらえば理解が早いであろう。それに対して、日本語等は2byte系の文字として扱われる。

このような環境で、Windows では、標準のIMEに加えて MS Office をインストールすることで、IME自体が高機能な物に入れ替わることになっている。そのために、WordやExcelでは、都合の良い事も多いが、別のソフトウェア環境では、まったく機能しない場合もあり得るのだ。

では、対策はどうなのかと考えると、やはりそれは、使う人間の「使い方の工夫」で対処することが最善策ではないだろうか。

WordPress の日本語入力不可状態の対策は、言語バーのどこかを右クリックしてプロパティーを選び、IMEを入れ替えてOKを押し、その後、元に戻すなどの、言語関係のプロパティを更新することで、元に戻ることが多い。

テキストエディターを開いて日本語入力を行うだけでも、復旧することもあるので、ちょっとした事が原因なのだと考えている。

ちなみにFEPをIMEとして表記しているが、Windowsの影響でIMEが一般化したので最近はIMEの表記で統一している。本来ならば、FEPが正解なのだろうが、言葉の意味は変化するもので、略語が意味合いを変える事もありえると思っている。尚、Windows VistaやMac OS X Leopard で、日本語で操作するパソコンの文字環境が大幅に変化したが、その件についてはいつか別記事でまとめておきたいと思う。